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コラム

詰まった脳回路を一度リセットして、バージョンアップした脳で、次に進むための旅/奈良瞑想会 参加者の感想

2026.10.02

奈良で開催した少人数制の特別瞑想会にご参加いただいた方から、2日間を終えてのご感想と体験記をいただきました。

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仕事では四六時中AIを使い、複数の情報や思考を同時に処理することが日常。
「睡眠をとるような気軽さで瞑想できたら」という思いから参加した2日間です。
普段の私は、仕事で四六時中AIを使っています。考えを広げたり、調べたり、整理したり、その結果から次の問いを立てたりする。
次々に発見があるので楽しい反面、気づけば頭の中ではいくつもの処理が同時に走り、ひとつのことを考えている間にも、別の案件やアイデアが動いている。
最近は、自分でも情報過多になっていると感じていました。

一度、頭を静かにしたい。そのための方法を、日常の中に持っておきたいと思っていました。
もっとも、瞑想には以前から少し構えていました。若い頃、水晶をいくつも身につけた人たちや、説明に納得できないまま話が進んでいく場に違和感を覚えたことがあり、何をするかと同じくらい、誰と、どんな場で行うかが気になっていました。今回は、その警戒をほどいて体験してみようと思える機会でした。

◆1日目|数分で感じた変化
最初の瞑想は約10分。はじめは、深く呼吸しようとすること自体に力が入り、「たくさん吸おう」「しっかり吐こう」と、呼吸まで自分で管理しようとしていました。
休むために座っているのに、呼吸まで頑張っている。
後半になるにつれて、ようやく身体の動きに任せられるようになり、最後の3〜4分ほどで深く集中する感覚が訪れました。

そして2回目の瞑想では、入り方がまったく違いました。最初の一呼吸から、すっと深い状態に入れた。さっきまで必要だった試行錯誤がほとんどなく、その変化には驚きました。
頭の中が、しんとしている。普段なら次々に続いていく考えが静まり、その静けさの中に自分がいる。何かを思いついたから、答えが出たから、という理由をつける前に、その「状態」そのものに価値を感じました。
一回目から二回目への変化は、一段ずつ階段を上がるというより、急に何段も先へ進んだように感じられました。

三回目は、色を使った瞑想。赤と青から、私の中では火と水のイメージへと広がっていきました。呼吸を続けているうちに、吸うことと吐くことの境界が曖昧になっていくような感覚がありました。
一回目の身体のぎこちなさ。二回目の静寂。三回目の色とイメージ、呼吸の境界がほどけていく感覚。同じ日のうちに、瞑想という言葉から想像していたものが、少しずつ具体的になっていきました。

◆2日目|目を開けても、静けさが続いていた
翌日は春日大社へ。朝拝の後、自然の中を歩き、最後は森の中で瞑想を行いました。1日目と比べると、最初から一気にゾーンに入れる感覚がありました。
足が地面についている感覚を確かめ、息を吐き、吸う動きは自然に任せる。細かいことを気にしない。瞑想中、たまたま気になることがあり目を開けました。その瞬間、世界がみずみずしく見えました。そして、目を開けても内側の静けさが続いていることに気づきました。
景色は「ただ見えている」だけ。音が聞こえるのと同じように、視覚から情報が入ってきても、それに意識を引っ張られない。「瞑想とは目を閉じて行うもの」という自分の中のイメージが、そこで大きく変わりました。

◆一人では気づかなかったこと
2日間の中で特に印象に残ったのが、セッション後の共有の時間でした。自分一人では気づけなかった観点が大きなアドバイスとなり、そこからさまざまなヒントを得ました。
他の参加者からも「考えが浮かんでも、次の考えにつながらず、そのまま消えていく」という話を聞いたときも、自分の中で瞑想の捉え方がさらに広がりました。
最初は瞑想の息の吸い方にさえ慣れていなかった自分が、目の前の景色や音と一緒に、瞑想状態でいられるところまで導いていただきました。

◆静けさを、日常へ持ち帰る
今回、特に大きかった気づきは、「今、ここ」に集中することの大切さでした。仕事に対して並列思考で効率的にやろうとするのではなく、ひとつひとつの事象にしっかり向き合う。そのときに生まれるエネルギーの強さを感じました。
瞑想中の感覚やイメージを言葉にして、AIで歌の歌詞や画像にしたのもよかったです。生成されたものを見たり聞いたりしながら、自分の感覚に近いものを選ぶ。曖昧だったイメージが形になると、自分が何に惹かれていたのかが少しずつ分かってきました。

Elenaさんからの瞑想の説明で、特に腑に落ちたのは「パイプの詰まり」という比喩でした。これまでに身につけた考え方や、「こうしなければならない」という決まりが、内側の通り道を塞いでいる。息を吐き、余計なものを流して、魂や心、身体がスコーンと通るようにしていく。
そう説明されると、最初の呼吸で自分が力んでいたことも思い出されました。何かをきちんとやろうとする気持ちは、仕事でも日常でもよく働く。その働きが、休もうとしているときまで続いていたのかもしれません。また自分でハードルを増やしていないか。進みたい方向があるのに、その手前で余計な力を使っていないか。もっと、らくらくすいすいでいい。

そして最後に心に残ったのが、「執着のない意図」という考え方でした。静かで満たされている状態からも、社会に向けてできることはある。こうなったらいい、こちらへ進んでみたいという方向を置き、そのために動く。内側の静けさと、現実に手を動かすこと。その両方を、一緒に持っていたいと思いました。

◆「バージョンアップ」という言葉がしっくりくる
仕事に戻れば、また頭の中が忙しくなるだろう。そのときには、一度立ち止まり、呼吸に戻る時間を持ちたい。睡眠を取るような気軽さで。
二日間を終えて振り返ると、最初に求めていた「頭を静かにする」という体験から、身体の力み、知覚、表現、人との向き合い方まで、考える範囲が広がっていました。
私には、「バージョンアップ」という言葉がしっくりきます。一度リセットした後、自分の頭との付き合い方に、以前は知らなかった選択肢ができた。その感覚を持って、また次へ進んでいきたい。
今回の瞑想旅を誰かに一言で伝えるなら、こう言うと思います。
「詰まった脳回路を一度リセットして、バージョンアップした脳で、次に進むための旅」

この体験は、特に企業役員・経営者など、責任をもって意思決定する立場の方に合うと思います。また参加するなら、今回のような少人数・1泊2日・聖地でのプログラムが非常に良いと思います。週末に参加しやすく、他の参加者との共有から得られるものも大きかったです。

*AI画像5点は参加者作成画像