なぜ、大切な人に本音を言えないのか?人との距離感と心のメカニズム
2026.09.13
人との関係性や距離感、コミュニケーションについて。
パートナーや友達にさえ、自分の本音や望みを言えない人が、意外と多い。
私は、それに結構びっくりすることがある。
本音を言えない。
言わない。
言いたくない。
その背景には、過去に本音を伝えても理解されなかった、
わかってもらえなかった、という傷つき体験があることもある。
「どうせ言ってもわかってもらえない」
そうやって、いつの間にか本音を言うこと自体をあきらめてしまう。
一方で、
自分がどう感じているのか。
本当はどうしたいのか。
そこに自分自身が気づいていないこともある。
もちろん、その背景は人によってまったく違う。
感受性も違えば、その人の質や今いるフェーズも違う。
だから、すべてを「過去の傷つき体験」で説明できるわけでもない。
私は昔から、なぜか人から「誰にも言ったことがないこと」を話されることが多い。
でも、人の心を開かせようとか、心の鎧を脱がせようなんて、1mmも考えたことがない。
プライベートでは、本当に何も考えてない(笑)
ただ、相手をどうにかしようという意図がなく、
その人をそのまま見ているからなのかもしれない。
「北風と太陽」の話と似ている。
無理に洋服を脱がせようとすれば、相手はもっと強く身を守る。
でも、安心できれば、人は自分から心の鎧を脱いでいく。
そもそも、
「わかってもらえない」なんて、ある意味あたりまえだと思う。
違う人間なのだから。
わからないからこそ、言葉や表情、態度を使って理解しようとする。
相手を知ろうとする。
私は、それも愛だと思う。
自分の中の愛が枯渇していると、その愛を誰かに埋めてもらおうとする。
すると、相手を理解するより先に、
「わかってほしい」
「愛してほしい」
「満たしてほしい」
が強くなる。
相手を理解するための器も、どうしても小さくなる。
そして、相手の何気ない言葉や態度に反応してしまう。
ここで大事なのは、
その感情の所有者は誰か?
ということ。
目の前の人が突然、自分の中に怒りや恐怖をつくったわけではない。
もともと自分の中にあった感情が、
相手の言動によって刺激され、着火することがある。
怒りや恐怖がたくさん蓄積されていれば、それだけ地雷も増える。
地雷だらけだと、落ち着いてコミュニケーションし、
相手を理解することは、なかなか難しくなるわ。
もちろん、人との関係では、お互いに影響し合う。
でも、自分の中で起きた感情をすべて相手のせいにしていたら、
関係は「愛の求め合い」になってしまう。
相手も、本当はあなたを困らせたり、怒らせたりすることを
目的にしているわけではないことが多い。
こちら側にある地雷が、相手の言動に触れて着火していることもある。
この心のメカニズムがわかっているだけでも、
愛する人とのコミュニケーションやディスカッションは、
少し落ち着いてできるようになると思う。
そして、何かに強く反応したときには、
「その感情の所有者は誰か?」
と、自分に問いかけてみる。
この問いは、内観するときに、とても役に立つ。
Elena プロフィール
メンタルプロデューサー/光と色の瞑想家
いろは瞑想(Cosmic Color Meditation)創始者
音楽業界で、日本を代表する歌手を含む500名以上のアーティストの宣伝・プロモーションに携わった後、色彩心理・メンタルマネジメントの分野で起業。
VOGUE JAPAN、an・an、AERA、日経新聞など多数のメディアに出演・監修。著書3冊。2009年 日本色彩学会、2016年 ウィーン「世界の光と色のカンファレンス」にて研究発表。
現在は、経営者・クリエイターの感性・直観・存在感をひらく瞑想コーチ/メンタルプロデューサーとして活動。奈良・京都での瞑想の中で啓示的に受け取った独自の「いろは瞑想」を体系化し、奈良・東京・オンラインでセッション/プログラムを展開している。